「樹になりたい」より
- Mellow Jam
- 3月22日
- 読了時間: 1分
2025-04-23 記録

この一か月でわたしの職場の「森」の色が変わった。
ついこの前までは、死んでしまったような枯れた枝の先に、ほんの数ミリの若芽が見え始めただけだったのに、一晩ごとに木々の先に深い階調の緑が点描されていく。
森の妖精たちがきっとみんなの見えないうちに、葉っぱの色を塗っているのかな。
月明りの中、小さな妖精達が夜風に戯れながら、小さい絵筆で沢山の緑の点々を描いている姿を想像して上を見上げる。淡い黄緑だった葉は、次々と枝の上にいのちを芽吹かせ、新緑は無垢の美しさ。小さく柔らかくk、そして穢れを知らない。
みずみずしい若葉は、これから季節の純粋なエネルギーに満ち溢れ、深く豊かな森へ変貌していく。
昼休み、施設の外へ緑のトンネルを散歩すると、梢の中の風がわたしには見える。
光の精霊が煌めく葉とくっいたり離れたりして、鳥のさえずりが頭の上から、横から、絶え間なく様々な音階で音楽を奏でている。ゆるい風が、耳元で歌を囁きながら通り過ぎる。


好きな季節がはじまるね。


