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雨の日に想う
2025-05-18 記録 わたしの散歩道 春 空が美しいのは 人々の心の悲しみの うわずみだけで できた透明なブルーだから 雨が降る 悲しんだ人のなみだが、集まったのだろうか 澄んだ雨粒 空からぽたり、ぽたりと旅をする 雨粒は、どこに落ちるのか知らない 上空から 悲しみの重さに耐えきれず ぽたり、ぽたりと落ちていく 雨粒は自由になった 天上から見下ろす大地は、広かった 風にまかせ、重力にまかせ、ゆだね すべては神のみわざ 雨粒は、地上に降りた恵み 地の中の種に、雨粒が寄り添う 育ちすように、あなたの想い 叶いますように、あなたの願い 一粒の種から 雨粒の恵みを受けて 希望の芽が、頭を擡げる 透青な空を見よ 悲しみのなみだは、乾いて天に昇る 悲しみも一緒に天に昇る 雲になったなみだは、優しさでフワフワになる 風に乗って、吹かれる 軽やかに
3月4日


雨を聴く
春に向かう季節の雨 トタンの屋根をたたく 風が窓をゆらす 雨粒の降りたところで 音が異なり 様々な音階の 雨音がする 雨のノイズ 不要な音をすいとっていく 動くざわめき 話し声 車の音 鳥の声さえも 雨の揺らぐピンクノイズに すべてが消えていく 長靴を履いてくれば、よかったと思いながら 傘をさした 雨樋から 勢いよく落ちる雨は 大きな水たまりにジャボジャボ コンクリートのタイルに落ちる雨はパチパチ トタン屋根の音が、一番いい トントンテンカタン、トントンテンカタン 屋根から落ちて 花壇の煉瓦に躍る雨 跳ね返って ミルククラウンのような弧を描く 水たまりには、まるでコンパスで描いたかのような 正しい円が、小さい波紋を描く わたしの植えた 花の上や芽の上に 雨が降る 滑らかな葉の上にコロコロの水玉が滑り落ちて 土に吸い込まれる 雨の音は わたしの中を通り過ぎる 頭のてっぺんから、すべての淀みを消すかのように 雨のしずくは わたしの中を流れ過ぎる 頭のてっぺんから、すべての塵を洗うかのように 天空からの使いに すべての身をゆだね 今日も 雨を聴く 雨
3月4日
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